スッキリ分かる子どもの溶連菌感染症の基本知識と家庭での注意点

健康

どんな病気?

「溶血性連鎖球菌」という細菌が主に喉に感染して、喉が痛くなったり、皮膚に発疹が出たり、発熱が見られます。幼児から小学生までの年齢に多い病気ですが、大人も子どもを通して感染する場合があります。

溶連菌感染症の症状

喉の痛み・・・喉が炎症で真っ赤に腫れて、食事も飲み込むのもつらいほど強い痛みを感じます。
発疹・・・体や手足に小さな赤い発疹が出たり、「イチゴ舌」と呼ばれる赤いツブツブした発疹が舌に現れます。
発熱・・・38度~39度の熱が出ます。ただし3歳未満ではあまり熱が上がらないことがあります。
腹痛、吐き気・・・特に小児に起きやすいようです。
頭痛、咳・・・大人の場合に現れやすい症状です。
皮むけ・・・症状がおさまっていくに伴い、手足の指先の皮がポロポロむけます。

潜伏期間について

潜伏期間は2~5日ほどで、喉の痛みと発熱から始まることが多いようです。

風邪との違い

風邪と違って咳や鼻水はあまり出ません。

季節による症状の特徴

溶連菌感染症は季節に関係なくかかりますが、喉の症状は冬場に多くみられ、皮膚の症状は夏に多いようです。

溶連菌感染症の原因

主に感染者の咳やくしゃみなどを通して感染しますが、溶連菌が付着した食品を通して感染することもあります。

溶連菌感染症の検査

病院での検査は綿棒で喉の粘膜をこすって調べる診断キットが使われます。検査は痛みもなくて30分ほどで結果が出ます。

溶連菌感染症の治療

抗生物質を服用することで菌を殺します。2日ほどで熱や喉の痛みなどの症状が改善されていきます。

合併症に注意

溶連菌感染症は放置したり、菌を残したままにしておくと、中耳炎・気管支炎・リウマチ熱・急性腎炎などの合併症を引き起こすことがあります。

早めに診察を受けて出された抗生剤を飲みきり、溶連菌をしっかり殺しておくことが必要です。

抗生物質の使用について

合併症を防ぐためにも、抗生剤は医師の指示に従ってきちんと飲みきる必要があります。

しかし、抗生物質は溶連菌だけでなく、健康に有益な善玉菌をも殺してしまいます。

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が減少すると、腸内環境が悪くなって便秘や下痢など体調不良の原因となります。また免疫力の低下にもつながります。

抗生剤を使用する際は一緒に耐性乳酸菌製剤を処方してもらい、抗生剤を使い切った後には乳酸菌サプリメントを活用するなどして善玉菌の減少を防ぐことが子どもの先々の健康にとって大切です。

溶連菌感染症は再発しやすい

溶連菌には多くの種類があり、感染して治癒しても他の種類の菌に感染することがあります。

また症状が一度おさまっても菌が残っていて、免疫力の低下したときなどに再発することがあります。

抗生剤は完全に飲み切るようにし、その後もなるべく免疫力を高く保つ生活を送って再発を防ぎましょう。

腸食が子どもを溶連菌から守る!

薬は病気をしずめてくれますが、病気を治してはくれません。

唯一病気を治すことができるのは、その子自身のもつ自然治癒力です。

ところが、自然治癒力は子どもによって強さが異なります。

病気になりやすい子とそうでない子の違い、病気になっても治りやすい子とそうでない子の違いは、この自然治癒力の強さにあります。

では、どうすれば我が子の自然治癒力を高めてあげられるのでしょうか?

そのカギは腸にあります。

腸は人体で最大の免疫器官と言われ、免疫細胞の約70%が腸に集中しているそうです。

ですから、自然治癒力の中心となる免疫力が強いかどうかは、腸にかかっているということになります。

ところが今、腸の弱い子や腸に穴の開いている子(リーキーガット)が増えているそうです。

その原因について、腸に関する著書を多数出版している医学博士の藤田紘一郎氏は、食品添加物の摂り過ぎ、早すぎる離乳食、動物性脂肪の摂り過ぎの3つを挙げています。

つまり、毎日の食事が子どもの腸を痛めつけている場合があるということです。

その結果、免疫力は低下し、病原菌に弱い子や本来は無害な食品・花粉・ハウスダストなどにアレルギー反応を起こす子が急増しているようです。

食事によって痛めつけられた腸は、食事に気をつけることでしか回復することはありません。

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